23日付のsonodamさんのコメントで、
「たとえば音楽をファイルダウンロードしてくるとき、ジャケットも買う、みたいなオプションがあれば、完全には無くならないのかな?CDとかDVDに焼くとき印刷してパッケージにするとか。いくつか選択できるとか、そういう方向になると、それはそれでおもしろいかなあ?」
とありまして、いろいろ考えたのですが、やっぱりわたくしといたしましては、紙に(それも厚紙に)印刷してほしいなあ、と思う次第です。
はっぴいえんどの『風街ろまん』を開いたときに、やっぱりあの路面電車があのサイズで目に飛び込んでくれないと、なんとなく肩すかしをくらった感じになるし、Dr.Johnの『GUMBO』は、あのサイズ(LPサイズです。もちろん)じゃないと、あの大らかさは伝わらないじゃーないですか。
もちろん、そのあたりのことを十二分に承知しつつ、打開策として提案してくれているのは理解しているつもりです。ただ、おそらくあのジャケットは、いわゆる“ジャケ買い”を想定しての装丁(あ、意図せずしゃれになってる)だと思うので、CDやDVDを購入してからオプションでジャケットも購入というのは、やっぱりどうも本筋から離れるような気がしちゃうのです。
でも、まず音が直で購入できるようになると、ジャケットのスタンスも変わってこなければならないのだろうなあ。
想定されるあり方としては、CDやDVDを買うと、*.psとか*.pdfの画集とか写真集がダウンロードできたりするとか*1
あるいは、購入後、お近くのコンビニエンスストアで30×30のLPサイズジャケットをお渡しします。とか。

逆に、まずWebで自作の絵画や写真を発表しているアーティストが、
「わしの絵(あるいは写真集)を買ってくれたら、この(お気に入りの)ミュージシャンの音もつけるけん」
なんてこともあるかもしれず。
そうするとFOLONが好きでSteave Khanが好きな私などは、小躍りするかもしれないなあ。
あー、でもそうすると、絵画/写真系だけではなく、小説も映像(動画)もありなんだなあ。映像の場合はその音に合わせた短編映画みたいなものから、単なるPVみたいなものやFlushを駆使したものまで、ありとあらゆるものが出てきそうで、それはそれで面白いかも。
そういうとき、小説は弱いかも。小説が先で「音をつけてみました。聞いてください」というのはアリか。でも最近の小説ってポルノばっかりだしなあ。

*1:この場合はダウンロードツールを別途配布になるのかなあ。それはそれでヤな感じだなあ