メーリングリストでもBBSでも必ずぶち当たるのが広告/宣伝の話だ。これはもう、草の根BBS(やな言葉だね)のころからずーっとある。だから私は匿名BBSでしか活動しなかったのだが、まあ、それは別の話。
で、陸這記(http://d.hatena.ne.jp/solar/)の10月25日からの一連のエントリーは、はてな側の広告/宣伝定義とユーザーであり、ある種の広告/宣伝活動を行なってきた筆者とのせめぎあいの記録になっている。
“せめぎあい”と書いたが、むしろ筆者側の状況報告と呼ぶべきだろうこの一連のエントリーは、私にとってやはりヒトゴトではない。
抜け道があるとすれば、

独自のアソシエイトIDを付加し、アマゾンの適切なウェブサイトにリンクを張る行為は、規約内で禁止事項として定める宣伝行為の範囲外であると考えます。その主な理由は、閲覧者がそのリンクを辿って有益な情報が得られることです。

の、「閲覧者がそのリンクを辿って有益な情報が得られること」を理由にアマゾンへのリンクを認めている点だ。
これを梃子にすると、もし私(マンスリーHOGE編集長)がある.NETプログラミングTipsに関するネタを扱い、しかもごく部分的なエントリーを作成したとする。たとえば、


もちろんバージョン地獄を打開する方法はある。詳細はマンスリーHOGEに書いてある。
としてマンスリーHOGEにリンクを張った場合だ。
ご存知のとおり、雑誌にはISBNはない。アマゾンでも扱っていない。そこでマンスリーHOGEのサイトにリンクを張らざるを得ない。そこには該当月号のPDFが置いてある。この書き込みを見たゲストならびにはてばユーザーは、PDFを確認のうえ、自身に有益であると判断するなら、そこから購入サイトに飛んでゆくことが可能だ。したがって、これは有益な情報でありアマゾンにはリンクを張りようがないのだから、OKと判断しても差し支えない。
かなり我田引水曲解論ではあるが、そういう判断に対して、どのような回答が返ってくるのだろうか*1
だからといって、回答をほしがっているわけではない点に関係各部署は注意してほしい。

*1:もちろん、はてなユーザーとしてはてな側の回答には従うつもりだが