N0MURA2003-10-31

このβ版には、Longhorn用のPCエミュレーションソフト「Virtual PC」が付属している。つまり、これを使うことで従来のWindows XPまでのOSと完全に互換性を取ることが可能になる。ConnecixからのVirtual PC買収の目的は、単にMacintosh環境でWindowsプロダクツで使うためだけではなく、Longhornの互換性維持にもあったわけだ。

これはちょっといかがなものかと(苦笑)。まあ、たしかにそういう見方もできなくはないけどねえ。
Win32アプリケーションは完全に互換性を持っていて、きちんと動作するんですわ。笑っちゃうくらい。ただ、GUIがGDIからDirectXアーキテクチャを変更したため、オーバーヘッドが(若干)かかるので、あまりよろしくないという面はあるっぽい。
あと、画面右下にビルドナンバーが表示されるのだけれど、それが時計つきタスクバー(?)の表示領域を広げたり狭めたりするのにあわせて、右に左に移動するんですわ。
この動きを見ると、どうも画像表示のレイヤーが膨大になってるんじゃないかと。……えーと、説明が下手で申し訳ないんだけど、ウィンドウごとのレイヤーという考え方ではなくて、もうモロにバッテン箱*1の画面表示方法を取り入れているような動きをします。これ慣れるまで結構キモイかも。

今回のβ版は意外と安定しており、頻繁にクラッシュするというものではない。ときどき致命的なエラーが起こるものの、Windows 98の初期バージョン程度といったところ。もっともこのβ版、WinFSのデータベースファイルシステムが動いておらず(インストールはNTFSで行なわれた)、なんだかWindows XPとそっくりな部分もある。このため、今後出るβ版でも内容がクルクルと変わっていく可能性が高い(Windows 2000のときもそうだった)。

てゆうか、Whidbey入れると、ガンガン落ちまつ。つかα版だし(笑)。