マタギキ(というかタクシーの運転手さんの話)なので信憑性はゼロということに注意されたい。
自衛隊がやってくる地域のイラク住民って、どうも「自衛隊」という名前の日本の会社がやってくると思っているらしい。
彼ら(イラク住民)にしてみれば、治安だのなんだのより、日々の安定した仕事が欲しい、というのが本音だそうで。
まあ、先進国(笑)にしてみれば“治安あっての安定した就業状態”とか考えるみたいだけど、実はそんなことはなんじゃないか。日々の仕事があってはじめてヒトとして成立し、次に半径3メートルの“生活”へと把握できる空間が拡大して、そこからようやく社会やそれにともなう治安だのなんだのへと視野が保持できてゆくような気がする。
逆に言うと、仕事がなければヒトとして成立できない存在なんだよね、ワシら。という悲しい結論になるんだけど。
まあ、このへんの話題を広げてゆくと壮大な話になっちゃうんで止めときますが。いずれにしてもイラク住民の希望が就業にあるにもかかわらず、“治安”優先で駐屯したりすると「なんだよ、米国と同じゃんよ」という落胆に変わり、テロをお仕事とするヒトビトに襲撃されたりするんじゃないかなあ、なんて平和な四ツ谷の片隅で嗤ってみたりしてるわけです。