雑誌の鉄人

椰子の木陰で はてな 巡回なんていう優雅な状況とは程遠く、モーリさんに借りたZAPPAの『Shut Up 'N Play Yer Guiter』などという懐かしいアルバムを聴きながら今日の会議のネタを思い返してイライラしておるわけで。
JAVA Developerが休刊という名の廃刊となり、いよいよPC雑誌(しかも“プログラミング”だぜ、おい)はダメかな、なんて気弱になっていたわけですが、隣のクールな編集長にカツゼツ悪く「紙メディアはなにやっても右肩下がり。もうはっきり言ってね、打つ手は延命目的なの。延命」とかダメ押しされると、アタシの41年間を否定されるようで、悲しいようなさびしいような。
おそらく企業としての出版社が望む結果を叩き出そうとすると絶望感と徒労感しか襲ってこないんだけど、何度も死んだはずの映画産業が、それでもなお成果を挙げていることを考えると、やりようはあるんじゃないかとも思う。
もちろん、プッシュ型とプル型というメディアの差は厳然と存在するわけだし、同時に扱うテーマがもはや“紙じゃなくてもいいじゃん”というところまできているのは事実。「じゃあ、紙に固執せずに紙をベースにWebで(あるいはWebをベースに紙も)展開」という話は耳が腐るほど聞かされたけど、もしかしたら、そうじゃないんじゃないか。単にわれわれの(あるいはアタクシの)料理が不味いだけなんじゃないか。もっともっと読者の口に合う料理法があるんじゃないか。
気分は包丁人味平である。