いまさらながら

6月4日付けの、ホントにいまさらながらの記事なんだけど。

市場調査会社大手の米NPD Groupは3日、米国の音楽CD市場で価格下落傾向が加速しているとの調査結果を発表した。

価格下落の理由についてNPD Groupの音楽調査部門であるNPD MusicのRuss Crupnick社長は、「レコード業界は過去数年にわたって、ファイル交換によって部分的に加速された市場変化に対処しなければならなかった。しかしながら小売業全体の情勢も変化しており、消費者は“エブリデーロープライス”といった価格戦略やとてつもない激安販売にますますさらされるようになった。また、すべての人はDVD、ビデオゲームなどが2ケタ成長を続ける中で、娯楽に使うお金の競争が増していることに気付いているだろう。これらの状況因子が、業界が価格設定を下げる向かわせている」と説明した。

“統制をもって搾取する”こと、あるいは“ルールの改変をもって君臨する”ことで世界を制覇し続けてきたアメリカは、自国の消費者を統制しきるのだろうか。
徹底したルール改変(とフロー整備)をもって消費者の秩序を維持しようとしている株式会社日本国の総務部は、アメリカナイズすることがグローバル化だと思っているようだけれど。
もともと日本が世界を凌駕したのは“徹底したカスタマサポート”という一点だったような気がするんだけど、それは誤解なのかな。アメリカのような統治側からの視点ではなく、高度成長時代の日本が有していた“お客様の視点”にのみ、すべてをひっくり返すパワーがあるような気がしてならない。