文句たれつつ現実逃避

この商売*1をやってると、企画書を書いたり読んだりするのはニチジョーチャメシゴトになるわけで、もはや“爛れた関係”というか“シコメの深情け”的間柄にならざるを得ない。
まあ、それはそれで面白い作業だから、「企画書なんか書きたくなーい」なんてことはあんまり思わない。むしろ、「どう騙してやろうか」くらいの心意気はもっているんだけど、同じ企画内容を4通りに書き分けなければならないことが、弊社・弊部門・弊部署においては非常にしばしば発生する。たとえばそれは、

  1. 対上司用
  2. 対販売/営業課用
  3. 対広告課用
  4. 対代理店(あるいは協力企業)用

の4種類で、さらにオリジナルの編集部内企画書も存在していたりするし、編集部内でのフィードバックがあればオリジナルも実にバージョン8とかバージョン9とか平気で存在していたりする。
これ、普通じゃないような気がするんだけど、どうなんだろうか。なんで社内用の企画書が3ブランチもあるのか。新たにブランチを切るのは、ほとんど翻訳作業に近い。なんというか、日本語で書いた企画書をエスペラント語とかスワヒリ語とか中国語とかC言語とかで書き直してる気分になる。
オリジナルの企画書が完成した段階で、こっちはすでに完成までの道のりを想像してグッタリしているのだ。この上さらに翻訳作業なんかやらなければならないとなると、全世界に散らばるblogを巡回して現実逃避したくなるではないか。あんまりワケのわからんことを言うとビジュアル・ベーシックで企画書書くぞ、この野郎。文句あるか。
あ。ウソです。ごめんなさい。

*1:ヘンシューね