で、安藤くんネタになると、単なる数字はダメで“質”を計測しなければ、なんて意見が出てくるんだけど、それは無理。
エンターテインメント性重視の放送業界で、質を重視したら、誰も見ないでしょ。夏の推薦図書じゃないんだからさー。
つか、“質”ってなによ、みたいな。高田馬場の駅から見えるアレでつか、とか。
だいたいさー、おそらくどの現場も、エンターテインメントはエンターテインメントとしての、報道は報道としての質を維持あるいは上げようとして働いているはずなんだよね。
あとさー、おそらく(これはホントに個人的な印象でしかないんだけど)質の高いものって、リアルタイムでは絶対に評価できないね。評価できる人って、きちんとその“質”や“思い”を言語化できるだけの教養と勇気をもった人だね*1。まあ、評価内容の質はここでは不問に伏しますが。
NHKアーカイブスとかスタックスのボックスセットとか見たり聴いたりすると
「カレントのスナップショットを云々してもしょうがねーなー」
という、ある種、徒労感みたいなものを感じるんですが、それって私が老人だから?

*1:あたしにはそんな勇気も素養もありませんが