物語

essaさんの『「チャイルドブランド」世代の強さ』(=http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20040323)を読んで唸る。
なるほど、こういう読み解き方もあるのかあ。アホのようなセキュリティポリシーを作成している間に、essaさんはきちんと世界と対峙しているのだなあ。ひとしきり唸ったあと、ぽんと膝を叩いてトイレに行って寝てしまったのは、おれが風邪を引いているせいだ。
布団にはいって熱にうなされていたらおれそっくりの小汚いじじいが出てきて言うことに、
不誠実な老人から言わせてもらうと、“物語”を影絵のように膨らませることで若い人を萎縮させないと、体力のないわれわれは甘い汁を吸えないのぢゃよ。これは経験によって培われた、ま、言うてみれば知恵ですぢゃ。同時に、その影を影であるとして越えてきてくれる者じゃないと、もっと面白い次のシーンが形成できないのではないかの。だいたい、自身が投影した“物語”に萎縮しているようじゃ、親殺しはできないですぢゃよ。
なるほどなあ、とひとしきり唸ったあと、ぽんと膝を叩いて(以下略)。