nonpareille #2

場所:三軒茶屋「grape fruit moon」
開場:18:30 / 開演:19:00

from chikisounds
長坂雅司(g&vo)+菅田典幸(per)+丹治仁(bass)
SHINDO
 
チーム☆平松
平松奈保子(vo)+吉田明広(rhodes、electronics)+津沢崇(e.bass、a.bass)+村岡正則(drums)+金子伸也(sound design)

お目当てはもちろんチーム☆平松。4月9日の渋谷PLUGで聴いたバンドサウンドのその後はいかがなりましたでしょうか、という感じ。
今回のライブは、ベースの津沢さんがとてもいい感じでした。あのバンドの中で居場所を確保したというか、どのくらいの存在感を示せばバンドが有機的に音を出せるかを体得したように聴こえました。
吉田さんはそれをきちんと把握しつつ全体をコントロールするという感じ。ドラムスの村岡さんの音はときどき硬くなっちゃうんだけど、それでも音が柔軟性を増してきていて、具体的に言うとシンバルの柔らかい伸びがとてもよくて、気持ちよかった。ときどきハイハットがバシャバシャしちゃうのはご愛嬌か。
で、平松さんは、フルスロットルというわけではなくて、良くも悪くも「ちゃんと歌おう」という感じを受ける瞬間がときどきあって、それが個人的にはちょっと残念。small talkでも難しいリズムや譜割を“間違えずに歌おう”としているような印象があったんだけど、nonpareille#1ではそれより“歌を歌うことが楽しい”感があって、そこがすごくよかったんだけどねえ。
いいじゃん、音程だの歌詞だの間違えたって。レコード聴きに来たわけじゃないんだから。なんてのは客の無責任な独り言です。
でもまあ、バンドとしてはまとまりが出てきたよなあ。呼吸が合いはじめているからね。あれはうらやましい。今はゴージャスな方向でまとまりを目指してるけど、そのうち引き算が必要になるんじゃないかな。そうすると、もっと面白いバンドになるんじゃないかと期待大。MCもちゃんとしてたし(笑)。
次は5月13日。うーん。佳境真っ只中だなあ。