エルビン・ジョーンズのこと

かなり旧聞になってしまいますが、
エルビン・ジョーンズさん 76歳=ジャズ・ドラマー(=http://d.hatena.ne.jp/mohri/
に反応。
エルビン・ジョーンズと言やあスキッパの黒人ドラマー。3連打で釣られると、ここぞとばかりにトムトム、シンバル、スネア、キックが全体重をかけて打ち鳴らされ、脳天から尾てい骨まで串刺しであえなく愚息も昇天という、60年代/70年代の一番熱いJazzシーンを構成したミュージシャンだった。
もはやレコードでしか聴けない伝説の人ってな感じだったのだけれど、新宿のPit-INN(当時は伊勢丹駐車場の横、現さくらやゲーム館の隣)で、80年代に山下洋輔とのセッションがあって、それが最初で最後のエルビン生音体験だった。もっとも“音”以前にその風貌に視線は釘付けで、おそらく「本質とちょっとズレたところに注目してしまう」という性癖はこの当時からすでにデフォルトだったもよう。とても悲しい。
そんなわけで、個人的に印象的なアルバムといえばリー・コニッツの『モーション』(ASIN:B000094T52)になってしまうのだった。
でも、ホントにいいアルバム。