臭いものには蓋

長野県が03年に実施した住民基本台帳ネットワークをめぐる侵入実験で、実験を担当した米国人のイジョビ・ヌワー氏が12日、東京都内であったネットワーク・セキュリティーの会議に出席した。住基ネットの問題点や改善策を発表する予定だったが、会議を後援した総務省が内容に難色を示し、この日になって発表は中止になった。

総務省が主催者側に修正を求めた理由が、“米セキュリティー会社の最高技術責任者”であるヌワー氏の作成した発表資料には、“「住基ネットと庁内LANを混同している。脆弱(ぜいじゃく)性を具体的に示すおそれがある」”ためってのが、どうにもオイシイ。
住基ネットとLANを混同」するような最高技術責任者がいるセキュリティ会社に監査を頼んでいるのなら、そら監査をやり直したほうがいいんじゃないかなあ、なんて思ったり。
てゆうか、“脆弱性を具体的に示すおそれ”ってことは、要は脆弱性があるってことだし、この記事を書いた人が、端折らずに記事にしているのなら*1脆弱性を突けばLANから侵入できるってことだあね。よくわからんけど。
“「内容は総務省が後援している以上、適当でなかった」としている。”という一文*2は、まさに語るに落ちちゃったわけだなあ。

[追記]
こちらにも続報が。

*1:まあ、それはありえないと思うけど

*2:これもホントに脚色なしでそう言ったのなら