年間ベストセラー

いささか旧聞に属するのだけれど、トーハン(出版社と書店の間を取り持つ出版物の卸業者)のサイトで2004年度の年間ベストセラーが発表されている。
もちろんトーハンを通過した書籍のみだけれど、日本の出版物の流通はここと日販が全シェアの60%近くを抑えているうえ、だいたいトーハンと日販に横並びで納品することになるから、売れ筋傾向はどちらで見てもほぼ同じと思って間違いない。
で、何気に見ていて気がついたのだけれど、ことしの集計ジャンルは、

  • 総合
  • 単行本(文芸/ノンフィクション他/ビジネス/ゲーム関連書)
  • 新書(ノベルス/ノンフィクション)
  • 全集

の4部門8分野。
前年(2003年)の集計ジャンルは、

  • 総合
  • 単行本(文芸/ノンフィクション他/ビジネス/ゲーム関連書/コンピュータ・通信関連書)
  • 新書(ノベルス/ノンフィクション)
  • 全集

の4部門9分野。つまり、ことしはコンピュータ・通信関連書は集計されていないのだった。
これは集計するまでもないということなのかもはや活況を呈していないということなのか忘れていただけなのか面倒くさかったのかどうでもよいジャンルになってしまったのか実はいまやってるところなのかHTML化が遅れているだけなのかホントはトーハンでは流通してなかったのか資料が散逸してよくわからなくなっているのか、さあ、どれだ。