O青少年との一夜

年長者を“敬う”とか“いたわる”ということを知らない弊社広告課・O青少年と新宿三丁目でメシ。本来は池袋探検隊だったはずだが、O青少年が大学時代にたむろしていた店を三軒回ったら、ネタがなくなったらしく、新宿でお茶を濁しまくりになってしまっていて、どうにもこうにもグズグズである。
前回の串焼き屋に味を占めたO青少年が「どうしても三丁目がいい」と駄々をこねるので、ウロウロ歩き回る。「前は串系だったから、今回は別のジャンルにしよう」と提案するものの、「あそこはヨサゲじゃないっすか!」などと指差す先を見ると、必ず串系なのはどういうことか。なめられているのだろうか。
最終的に行き着いたのが、
イスタンブールhttp://www.istanbul.co.jp/jp/
だ。ラマとマトンの区別がつかないO青少年がトルコ料理だなんておこがましいと思ったものの、水曜日と金曜日の20:30からはベリーダンスがあって、「おぉ、まさに今日は水曜日! しかも時間は20:30ぢゃないですか! ここにしましょうここにしましょう!」というO青少年の強い希望で入店。
……バックマージンとかもらってたら、ただじゃおかないよ。
席に着くやいなやボリューミーな女性が薄絹をまとって登場。客を巻き込みつつベリーダンス大会となってしまった。O青少年、大喜びである。「マジっすか!? ヤバイっすよ」などといいつつ、メインダンサーを押しのけるようにして腰を振るわ首を振るわ両手両足をばたつかせるわ、それはもう、大騒ぎさ。
それですっかり気分が晴れたのか、上気した顔のまま、シシカバブだのドネルケバブだのモリモリ食って、ますます血色がよくなったO青少年は「じゃあまたっ!」と片手を挙げて、夜のネオン街に消えて行ったのでございます。